藤子・F・不二雄のSF短編漫画「コマーさる」のあらすじ・ネタバレ

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「コマーさる」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「コマーさる」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「コマーさる」のあらすじ

ラジカセが欲しい主人公は、母親の家事を手伝ってラジカセを買ってもらおうしていた。

しかし、母親は主人公の魂胆を見透かしていた。母親にねだることを諦めた主人公は、無駄遣いをやめて貯金することにした。

タダで遊ぼうと、漫画家のタマゴである有礼内の家に行き漫画を読むことにした。有礼内の家に行くと作品を書き上げたところで、読んだ感想を聞かれるのだった。これが駄目なら漫画家を諦めるという有礼内に、正直に面白くないとは言えず、面白いと言ってしまう。

早速、雑誌社に出かける有礼内を見送って、公園に行くとゴミ箱をあさっている猿を見つける。猿が持っていたお菓子の空き箱を見ていると、そのお菓子がむしょうに欲しくなり買ってしまった。

家に帰ると、ついて来た猿がラジカセのパンフレットを持ち出し、母親に見せてしまう。すると突然に母親がラジカセを買ってきなさいと、主人公にお金を渡すのだった。

ラジカセを手にした主人公は、猿には不思議な魔力があることを知った。漫画の持ち込みに失敗した有礼内と会った主人公は、試したいことがあると言ってボツになった漫画の原稿を貸してもらうのだった。

猿に原稿を編集長に見せびらかすように言い、雑誌社の前で待っていると、編集長が飛び出してきて「この漫画がぜひ欲しい。」と主人公に言った。週刊誌に連載が決まった有礼内であったが、しばらくすると連載は続くが単行本がまったく売れないとしょんぼりしていた。

そんな有礼内を見て、主人公は良い方法を思いついた。野球のナイター試合中に、猿に単行本を持たせてグラウンドを走らせたのだった。

その結果、単行本は飛ぶように売れるのだったが、猿の魔力のおかげと知った有礼内は、もう一度実力でチャレンジすると今回の出来事をヒントに新作漫画を書いた。主人公が読んでみると、それは正直に面白い作品であった。

自分の力でチャレンジしようとする有礼内と別れ、家に帰る途中、主人公はＵＦＯが飛んで行くのを見た。主人公が家に帰ると猿はいなくなっていた。

その後、その猿を見かけることはなかった。

 

「コマーさる」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「コマーさる」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「コマーさる」は複数のSF短編集に収録されているため、「コマーさる」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

結論を言うと、「コマーさる」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。

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