藤子・F・不二雄のSF短編漫画「マイロボット」のあらすじ・ネタバレ

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「マイロボット」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「マイロボット」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「マイロボット」のあらすじ

主人公の富夫は好きな彼女とのデートやハードロックのコンサート、最新型の多目的ロボットのキットの組み立てなどいろんなことに興味がある。だから、勉強は後回しになってしまって、母親から時々口やかましくお説教をされる。

注文していたロボットの組み立てキットが届いたが、この『エポック１』は高度な知識が必要なマニア向けで、富夫には少し難しいものだった。比較的簡単なパーツから作業を進めかけた時、リカちゃんの家に行く約束を思い出しでかけてしまった。

その隙に、広げっぱなしのキットに興味を持った幼い弟や父親が説明書もロクに読まず勝手にキットの組み立てを進めてしまう。帰ってきた富夫が父親たちに文句をいいながらも作業をなんとかかんとか完成させ、ゴンベと名づけた。

富夫がゴンベを動かそうとするが動かず、たまに奇声を発するだけだ。お隣のロボットに詳しい大学生・坂田さんに相談すると、作り方を間違えたことや知能のパーツにキズがあることが重なって、未知の効果が出てしまっているようだから、しばらく様子を見るようにアドバイスされる。

それからゴンベの世話が始まった。ゴンベは赤ん坊からだんだん成長していき、言葉をしゃべるようになった。そのうちにいろいろなことを覚えて家族にも重宝がられるまでになった。

しばらくしてゴンベがリカちゃんのコーヒーだけに塩を入れたり、富夫に会わせないようにウソをついたりした。とうとう喧嘩して暴力までふるってしまった。怒った富夫は雨の降る夜にゴンベを家に入れなかった。そして、ゴンベは家出してしまう。

後日坂田さんは説明する。「ゴンベは、制作者の富夫を愛してしまい、ねたみの感情まで持った人間だったんだ」と。テレビから『エポック１』の家出ロボットが社会現象化し、欠陥ロボットの回収がすすめられているというニュースが流れている。

富夫はひとり考える。ゴンベたちは欠陥ロボットではなく新しい人類なんだ。家出した彼らが山奥で彼らの社会を作り、やがて…という悪夢に時々うなされるようになった。

 

「マイロボット」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「マイロボット」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「マイロボット」は複数のSF短編集に収録されているため、「マイロボット」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

結論を言うと、「マイロボット」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。

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