藤子・F・不二雄のSF短編漫画「ユメカゲロウ」のあらすじ・ネタバレ

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「ユメカゲロウ」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「ユメカゲロウ」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「ユメカゲロウ」のあらすじ

虫博士があだ名になるほど、昆虫に詳しい少年。ある日、ガールフレンドの少女からセミの羽化が見たいと言われ、二人で山へと向かう。

そこで、ユメカゲロウという幻の昆虫を追う、浅野というおじさんに出会う。少年でさえ聞いたことの無い、図鑑にも載っていない昆虫だった。

少女が父親にユメカゲロウを知っているか尋ねると、父親は民話の本を開き、蜘蛛の巣にかかった虫を助けた若者がユメカゲロウを名乗る女性によるお告げを受け、長者になったという話を聞かせる。

ユメカゲロウが出てくる話は他にもあるが、必ず夢の中に出て、お礼を述べたり恨み言を言うのがお決まりのパターンであると言う。

また虫取りに出かける少女。再び浅野に出会う。やはりユメカゲロウを探しているらしい。

ユメカゲロウの存在をあっさりと信じる少女に、浅野は自分のおじいさんとユメカゲロウの因縁を話して聞かせる。

小学校の先生だったおじいさんは、民話に出てくるユメカゲロウが実在すると主張し、遂には採取に成功する。その際に描かれたスケッチも残っているという。

当然世間は大騒ぎになり、記者会見まで開かれたが、標本箱の中のユメカゲロウは独りでに消えてしまい、おじいさんはペテン師だと非難されたのだった。

浅野氏はおじいさんの無念を晴らすため、人生をかけてユメカゲロウを探しているのだった。

少年はユメカゲロウの存在を疑問視していた。普段から周辺の昆虫を採集し尽くしているからだった。

浅野はユメカゲロウが発見されない理由として、様々な仮説を挙げる。そして、暗闇を撮った写真に、図鑑に載っていない昆虫のはねを捉えることに成功していることを告げた。

夜中、少年と少女、そして浅野の三人はユメカゲロウの捕獲のために集まった。

殺虫剤を使った捕獲作戦を提案する少年だったが、浅野は却下。浅野は独断で殺虫剤を使い、山火事を起こしてしまう。

三人は逃げようとするも日に囲まれてしまう。万事休すのところで、少女に何かが乗り移り二人を森の抜け道へ案内する。

我に返った少女は、民話とおなじように夢の中で女性に出会ったのだという。三人が上を見上げると、空いっぱいのユメカゲロウが羽ばたいていた。

 

「ユメカゲロウ」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「ユメカゲロウ」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「ユメカゲロウ」は複数のSF短編集に収録されているため、「ユメカゲロウ」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

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