みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま(@fujiko_comic)です。
本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「ぼくは神様」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。
また記事の最後では、「ぼくは神様」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。
- 【ネタバレあり】「ぼくは神様」のあらすじ
- 「ぼくは神様」を収録するSF短編集一覧
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【ネタバレあり】「ぼくは神様」のあらすじ
主人公神山と同級生の理香、小山が一本の傘に誰が入るかをジャンケンで決めている。
勝った神山と理香が一つ傘で下校中、同級生の不良たちに言い掛かりをつけられ土下座を要求されるが、逆に不良の方が水たまりで転び逃げることができた。
家に着くとテーブルにはトウモロコシが。神山は驚き見つめる。ちょうど食べたいと思い帰宅したのだった。
やまない雨に父の迎えを頼まれトウモロコシにかぶりつきながら「雨やめ!!」と心の中でつぶやく。すぐにはやまない様子に安心した神山は翌日のテスト勉強に着くが、母の「あら、雨がやんだわ」の声に窓外に乗り出すと太陽の光が円をつくり輝いていた。
何もかも思い通りになる現象におののく神山だったが、自分の超能力を試そうとテストの出題を自分が限定し勉強する。
登校中、テストを不安がる理香と小山にテストの重点箇所を伝えてみるのだった。ヤマが当たりテスト後に満点だと調子に乗り、矢でも鉄砲でも持ってこいというと矢がドサドサと目の前に。運搬中トラックから滑り落ちた映画の小道具だった。
身近な世界は自分の意志に左右されると確信した神山は、自分をミニ神様だ!と胸を張る。そんな中、父が食卓で政治家の不正に憤ると神山は、自分なら力があっても社会が良くなるためだけに使うと話す。
翌日学校で小山と理香にテスト問題の盗みを疑われ神山は怒り、道で不良たちが他生徒に絡んでいる場に出くわす。なんとかしようと思った矢先、不良たちは逃げ去る。神山の背後から先生がやってきたのだった。
夜の神山宅。突然、黒服黒帽子姿が就寝中の神山の前に現れ、宇宙確率調整機構の管制官ゾロメーと名乗る。確率とはサイコロの目が六分の一の確率であるように数を重ねるほど正確になるが、例外的に自分の思うようにサイコロの目を出すような人物がいる、
しかし人間には荷が重いのだ、例外なくみじめな最期を迎える、だからあなたのその力を返しなさいと迫るゾロメー。神山は力を返したらどうなるのか、取り上げられてたまるものか、お前なんか消えてしまえと言うとゾロメーは消え、夢だったのかと自問する神山。
だがジャイアンツが逆転勝利しこづかい値上げ、テストのたびに百点をとるため教室で努力を先生にほめられるなど思い通りの現象が次々と続く。隣家のステレオ音をうるさいと思っただけでステレオから火が出て大騒ぎになり現象が大きく発生することを恐れ、自分勝手に力を使っていることを自省。
しかし、神様をおこらせる方がわるいと開き直る。理香に誘いを断られ歩いていると例の不良三人組に倉庫に連れ出された神山。不良たちの要求は職員室の鍵を持っているだろうから出せというものだった。
神山が知らないと断るものの、不良は聞き入れずタバコにマッチで火をつけ神山をいためつけようとした瞬間、捨てたマッチから火がつき倉庫が爆発、不良三人組は大ヤケドを負い、神山は辛くも脱出できた。
自分が職員室から問題を盗んでいると噂が立っていると知った神山は、小山に噂の張本人だろうと怒りをぶつけるが小山は知らないと突っぱね、そこへ小山と約束していた理香が現れ二人は連れ添って歩いて行く。
残された神山は怒り心頭、二人とも死んでしまえと繰り返す。気が付き今のはウソだと訂正しようとしたが後の祭りで二人は大型トラックの前にふらふらと出てはねとばされ即死してしまった。
二人の死に悩んだ神山は首吊り自殺を図るが、ブラブラするだけで死ねずおかしいと思ったところにゾロメーが現れ一部始終が夢であったと告げ、力を返してくれますねと神山に言うのだった。
翌日ジャンケンにも負けるようになり、神山はほどほどのツキを願う学生に戻っていたのだった。
「ぼくは神様」を収録するSF短編集一覧
藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。
ここでは、「ぼくは神様」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。
- 藤子不二雄SF短編集 宇宙人(サンコミックス/朝日ソノラマ)
- 藤子・F・不二雄 SF全短篇 2巻(中公愛蔵版/中央公論社)
- 少年SF短篇 2巻(藤子不二雄ランド/中央公論社)
- 藤子・F・不二雄SF短篇集 4巻(中公文庫コミック版/中央公論社)
- 藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版 4巻(小学館)
- 藤子・F・不二雄SF短編集 5巻(My First BIG/小学館)
- 少年SF短編 2巻(藤子・F・不二雄大全集/小学館)
上記のように「ぼくは神様」は複数のSF短編集に収録されているため、「ぼくは神様」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。
結論を言うと、「ぼくは神様」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。
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- 価格(紙の書籍):1,980円
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※作品名から個別の解説記事に移動できます。
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