藤子・F・不二雄のSF短編漫画「タイムマシンを作ろう」のあらすじ・ネタバレ

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「タイムマシンを作ろう」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「タイムマシンを作ろう」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「タイムマシンを作ろう」のあらすじ

友人と話しながら下校する主人公、やがて分かれて一人になった彼の元に怪しげな男性がやってくる。彼はなぜか「タイムマシンを作ってほしい」という話を持ち掛けるのだ。

確かにＳＦ作品の中で大好きなのはタイムマシン、だがそんなのは空想の産物である。でもその男性は言う、「コロンブスの卵のようなもので単に理論が発見されていないからこそ作られていないのだ。取り合えず初歩的なタイプの作り方を教えよう」。

それでも信じるはずもない主人公だが、怪しい男は自分は５１年後の君だというのだ。将来彼はタイムトラベル理論を発見すると言う。そしてその作り方を伝えるから今の時代の材料と技術で作り出せと言ってくる。

そこまできたら信じるしかない、彼は学校から帰るたびにタイムマシン作りに勤しむのであった。だが本来であれば２１世紀に完成するはずのもの、今作ることで過去への干渉ということとなるのではないだろうか。

だが５１年後の主人公はかたくなに「作れ」と言ってくる。そうして出来上がったタイムマシン、恐竜時代に跳び楽しんでいるとなぜかまた一人老人が現れたのである。

しかも「タイムマシンの発明者は僕だ」と言っている。どうやらその老人の正体は親友の杉下・二人の雑談の中でそのヒントが生み出されたよう、そして完成したのはたったの１日違いだったのだ。

それが悔しかったからこそ、過去にさかのぼって主人公にタイムマシンを作らせようとしたのである。喧嘩する二人の老人、すでに少年のことなど見てもいない。

そのまま二人は恐竜時代に彼を残したまま去っていってしまった。慌てた彼は操作方法も分からぬままにタイムマシンのボタンを押す、そして気が付いたときには現代に戻ってきておりマシンは跡形もなく消えていた。

歴史に変化もなく、どうやら彼らはまた違うパラレルワールドで争っているのだろう。

そして翌日、彼は杉下に会い「大人になってもタイムマシンは発明しないようにしよう」と話しかけるのだ。

 

「タイムマシンを作ろう」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「タイムマシンを作ろう」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「タイムマシンを作ろう」は複数のSF短編集に収録されているため、「タイムマシンを作ろう」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

結論を言うと、「タイムマシンを作ろう」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。

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