藤子不二雄のSF短編漫画「夢カメラ」のあらすじ・ネタバレ！感想やヨドバについて

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「夢カメラ」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「夢カメラ」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「夢カメラ」のあらすじ

男は夢を見ており大声で笑いだし、妻に怒られた。だが、何の夢を見ていたのかは思い出せない。何となく会社の女性社員が出てきたような気がする。

会社でその女性社員と会うと、男に相談があると持ちかけられる。恋愛に関するものであり誠実に答えると、満足したようであった。女性社員は男のことを兄のように慕ってくれているそうだ。男としても嫌な気持ちはしない。

その夜、今度は悪い夢を見た。妻にうるさくて仕方が無いと言われ、男はトイレに出かける。

すると、謎の人物が家に忍び込んでいた。その人物はヨドバと名乗り、夢を撮影することができるカメラを売っていると言う。男は半信半疑であったが、証拠に先ほど見ていた怖い夢の写真を見せられては、信じるしかなかった。

ヨドバは試用期間として、男にカメラを預けて去っていった。それから男は周りの人の夢を撮影したりして、楽しんだ。購入するつもりはないが、ヨドバが取りに来るまで使い込んでやろうと決めたのだ。そして、自分の夢も撮影してみることにする。

次の日に見てみると、女性社員と不倫している写真が撮れていた。勿論、本当に不倫しているわけではないが、写真があるといらぬ疑いを持たれる。男は写真を隠すことに決めた。

しかし、1枚落としてしまっていたため妻に見つかり、喧嘩となってしまう。妻に離婚を迫られ、男はほとほと困り果てていた。

そんな男の前に再びヨドバが現れる。カメラを購入したら、素敵なおまけをつけるという。男はついにカメラを買うことを決めた。

その夜、就寝中の男を妻が夢カメラで撮影する。夢カメラのことは信じていなかったが、試してみようと言うのだ。すると、写真には女性社員から不倫を持ち掛けられてもきっぱりと断る男の姿が写っていた。

次の日、妻の機嫌は直りお小遣いまでくれる。円満に解決したのだ。

再び平穏を手に入れた男。しかし実はこの夢は、「ドリーミン」という筋書き通りの夢を見ることができる薬の効果であった。

「ドリーミン」は、ヨドバからカメラの購入特典としてもらったものだ。これを使って、女性社員と遊ぶ夢でも見ようか…。

そんなことを男が考えながら会社に向かうところで物語は終わる。

 

「夢カメラ」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「夢カメラ」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「夢カメラ」は複数のSF短編集に収録されているため、「夢カメラ」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

結論を言うと、「夢カメラ」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。

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