藤子・F・不二雄のSF短編漫画「四海鏡」のあらすじ・ネタバレ

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「四海鏡」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「四海鏡」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「四海鏡」のあらすじ

裸でベッドに眠る二人の男女、だがどうやら男性は女性の浮気を疑っているようで殺伐とした雰囲気が漂っている。

何かあったことは写真を撮るなどして証拠を示せばいいが、何もないことは証明しようがないのだ。

どうやら彼は大手の社長のよう、何もないと彼女は言うもやはり信用しきってはいないようで探偵も雇って調査を続けている。その理由は「カンだ」と言う。

特に学もない彼がこれほどの地位にまで上り詰めることが出来たのも動物的なカンのおかげ。その為に周りの言うことなど聞こえなくなっているのである。

ただしその女性が大切というわけではなし、ただ飼い犬に手を噛まれるのが嫌なだけだ。そんな彼の元になぜか二人がホテルでいる写真が届き、「四海鏡」なる品を届けたいという手紙が同封されていた。

気になった彼は待ち合わせ場所に、そこで渡されたのはあらゆる場所をあらゆる視点から映し出すという不思議なカメラだった。というよりも写真ですらない、だってその中では風に葉がそよいでいるのだ。

これさえあれば女性が本当に浮気していないかどうかが分かる。なのにこの時になって彼はお金が惜しくなった。

そこに現れたのはまた別の社長、共に話し合った結果彼らは十万円で共同購入なんというけち臭い買い方を提案したのである。

１億で理想の未来を思い浮かべていたセールスマン、あまりの値引きっぷりによろよろとその場から離れていく。

そして出会ったのが旅の本を持った車椅子の少年、いろんな所に出かけていきたいけれどその足だと空想するしかない。

セールスマンの彼は少年の楽しみのためにと、社長たちに１億で売りつけようとしていたカメラを１０円で手渡したのであった。

実際に主人公のカンは確かで女性は浮気をしていた。そのカメラさえあればばらすことが出来たのに残念である。

 

「四海鏡」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「四海鏡」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「四海鏡」は複数のSF短編集に収録されているため、「四海鏡」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

結論を言うと、「四海鏡」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。

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