藤子・F・不二雄のSF短編漫画「うちの石炭紀」のあらすじ・ネタバレ

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「うちの石炭紀」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「うちの石炭紀」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「うちの石炭紀」のあらすじ

主人公は受験生の青年である。両親がヨーロッパに旅行に行ったため、二十日間一人暮らしの身となった。

おやつでも食べようと冷蔵庫を見ると、なぜか開けっ放しになっている。さらに、二足歩行のゴキブリを発見した。何かおかしいと思いながらも青年は受験生であり、よそ見をしている場合ではない。

自室へと向かい、集中して勉強する青年。そのそばに、またもゴキブリがやってくる。それもどうやら、青年が勉強に使っている本を読んでいるようだ。青年は不思議に思いながら、ゴキブリを追い払う。

夜、青年は眠りにつく。しかし、何となく目が覚めてしまう。水でも飲もうと炊事場に行くと、ゴキブリが複数匹で冷蔵庫を開けようとしている。

驚いて騒ぐ青年。その拍子にコップが落ちて一匹だけゴキブリの子供が捕まった。ゴキブリを自室に持ち帰り、調べてみると二足歩行で手も何かを掴めるように進化していることが分かった。

青年はそのゴキブリを飼うことに決めた。その後、言葉を教えたり、本を読ませたりする青年。しかし、ふとした隙にゴキブリはいなくなってしまう。

数日が経過し、青年が悲しんでいると再びゴキブリが現れる。しかも、大勢の仲間を連れてきた。そして青年を捕え、自分たちの言いなりにしようと試みる。

青年は抵抗するものの、ゴキブリは科学力も発達しており、あっさりと降伏する。ゴキブリはそれからも進化を続け、ついには重力をコントロールするほどの力を身につける。

このままでは地球が危ないと青年は危惧するが、ある日ゴキブリは地球以上の良い環境を見つけたと冷蔵庫を宇宙船に改造し、飛び立っていった。

地球は危機を免れたものの、青年の家からは冷蔵庫が消えてしまった。青年はぼんやりと立ち尽くしながら、冷蔵庫が無くなったことをどうやって両親に説明しようかと考えていた。

 

「うちの石炭紀」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「うちの石炭紀」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「うちの石炭紀」は複数のSF短編集に収録されているため、「うちの石炭紀」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

結論を言うと、「うちの石炭紀」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。

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