藤子・F・不二雄のSF短編漫画「同録スチール」のあらすじ・ネタバレ

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「同録スチール」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「同録スチール」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「同録スチール」のあらすじ

学生である主人公、彼には好きな女性がいるようである。

他の学校に通う彼女、ただ毎日ちらっと顔を見ることが出来たら、それだけで幸せな彼は手紙を渡したり後を付けていって家を突き止めたり、そんな勇気はとても持つことができないでいる。

それじゃだめだと説得する友人、そんな姿をあるセールスマンが見ており「同録スチール」なる不思議なカメラを売りつけてきた。

このカメラは、写真に同時録音もされてという不思議なもの。とりあえず一日試用期間を設けるので気に行ったら買ってくれ、そういいながら無理にも押し付けていったのであった。

そんな中、友人がなんと気になる彼女の写真を撮り持ってきてくれたのだ。これでカメラを使えば彼女の声も聞ける。

だが試用期間は１日だけ、買い取るには１万円ということだったがまだ学生の身には大金である。分割でと言うと呆れたセールスマンはカメラを持って帰ってしまった。

その後も写真を持ってきてくれていた友人、だが彼女には御曹司でスポーツマンで東大生という超パーフェクトな彼がいることが分かったのだ。

「初恋は実らぬもの、忘れろ」と説得されるも忘れられるはずもない。

そんな中でお小遣いが手に入った。これで少しずつだがカメラ代が支払えるはずと再びやってきたセールスマン、「今更必要ない」と言ったが契約したはずと強引に置いていかれてしまったのであった。

仕方なく友人からもらった写真をカメラで撮影してみることに。

するとそこには強引な手口で写真を撮り、しかも自分自身を恋人にしろと迫る友人の声がばっちり入っていた。

そして、むしろ主人公の方がタイプなのにとつぶやく彼女の声も。二人は両想いだったのである。

それを知った彼は初めて自分からアプローチしていった、とはいえ直接話しかけるのではなく「よかったら交際してくれませんか」という音声を入れた自身の写真を渡したのである。

 

「同録スチール」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「同録スチール」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「同録スチール」は複数のSF短編集に収録されているため、「同録スチール」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

結論を言うと、「同録スチール」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。

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