みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま(@fujiko_comic)です。
本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「福来る」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。
また記事の最後では、「福来る」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。
- 【ネタバレあり】「福来る」のあらすじ
- 「福来る」を収録するSF短編集一覧
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【ネタバレあり】「福来る」のあらすじ
主人公はある会社の係長。部下と飲んですっかりつぶれてしまい、公園でぐだを巻いている。
見捨てて去って行く部下、やがて我に返り帰ろうとしているところで頭に輪っかをつけ後光がさした不思議な人物が見えた。「その正体は」と言いかけて名乗り上げるのを避けたその不思議な人物は、大人なのか子供なのかも分からない。
ただ、誰もが見ることが出来る存在ではないようだ。手には小槌を持ち福耳、実は彼は福の神だったのである。
100年ぶりに現れたものの町の姿も様変わりしているし自分を見つけてくれるものも無し、すっかり腐っていた福の神だが主人公が認めてくれたことに喜ぶ。そして「福を授けてやる」と言うのだ。
だが100年経った世界は、ひねるだけで水が出てくるし食べ物を食べないからと簡単に捨ててしまうという神には考えられない世界だった。
子供へのお小遣いとしてあげる千円札も銭という単位だったころの何万倍もの大金である。
これほど豊かな世界で福の神として出来ることなどない、すっかり自信を無くしてしまうのであった。あきれ果てた主人公、思わず福の神に「貧乏神め」と暴言を吐いてしまう。
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それからしばらくして、吾助という人物が目を覚ました。二年も続く凶作で母親も飢え死にし娘は身売りされた。絶望して首を吊ろうとしていたのだ。
だが失敗して「死なせてもらいたかった」と泣く姿に近所のものが手を差し伸べる。一つかみ残っていたあわでおかゆを作り与えてやった。そんな貧しい食事でも彼にとってはご馳走なのだ。
吾助は言う。「ご飯が捨てるほどにあって夜だって昼間のように明るい。夏に涼しくて冬に温かく、そんな極楽のような世界にいた気がする」。
だがそれを聞いた知人は「そんな夢のような暮らしは人間には分不相応だ」と言うのであった。
食うや食わずの昔の生活、それで骨身にこたえた頃に戻してやれば幸福を感じるはずだ、そう言って福の神が去って行った。
「福来る」を収録するSF短編集一覧
藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。
ここでは、「福来る」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。
- 藤子不二雄SF短編傑作劇場 SFシアター(サンコミックス/朝日ソノラマ)
- 藤子・F・不二雄 SF全短篇 3巻(中公愛蔵版/中央公論社)
- 藤子・F・不二雄SF短篇集 3巻(中公文庫コミック版/中央公論社)
- 藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版 7巻(小学館)
- 藤子・F・不二雄SF短編集 8巻(My First BIG/小学館)
- SF・異色短編 3巻(藤子・F・不二雄大全集/小学館)
上記のように「福来る」は複数のSF短編集に収録されているため、「福来る」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。
結論を言うと、「福来る」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。
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- 価格(電子書籍):1,320円
- 価格(紙の書籍):1,980円
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