藤子不二雄のSF短編「休日のガンマン」のあらすじを考察！ウエストワールドとは？

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「休日のガンマン」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「休日のガンマン」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「休日のガンマン」のあらすじ

主人公はジェシイ・ジェイムズはガンマンである。

ドッジシティにて鬼と恐れられていた早打ち保安官をあっという間に撃ち抜くなど、なかなか腕は良いようだがちょっとおっちょこちょいなところがあり、ピストルを回せば落とす。

お店でもかっこよくウイスキーを注文しようとしてお金を隣の人のカップにイン、更にはカウンターを滑らせてきたウイスキーを受け止めきれず隣の相手にぶつけてします。隣の男・ヒコックが決闘だと憤るのも当然だが、周りの人間になぜか「お客様同士の決闘は禁止なので」と止められるのだ。

そんな中、主人公のガンマンの知り合いもお店にやってきた。マージャンの貸しを返せなんて日常会話を始める彼らに周りの視線は冷たい。ヒコックはというと若い女性を集めてどんちゃん騒ぎ、二丁拳銃で十五人一度に殺してやったと豪語している。

その姿が気になりながらも友人らとの会話を続ける主人公、「ここにきて何人殺したか」という質問に友人は4人・6人と数を言う。なぜか誰もがガンマンなのである。

いったいここはどういう場所なのだろう。

更に騒ぎ出すヒコック、すっかり気分が壊れた彼らは銀行強盗を行うことにした。でもなぜか「高いだろうからよした方が」と止める仲間がいる。

確かに銀行員の彼が銀行を襲うのはおかしい、でもむしろお金が手に入るのだからしてやったりのはずだ。

銀行強盗をすることに決めた彼らはなぜかフロントに予約をしに行った。タレントや空砲・血の400万ドルはかかるとの説明有り、段取り説明があったりスタントマンのことも伝えられてとつまりこれは架空の世界なのであった。

偉そうな男・ヒコックは銀行員の男性のお得意様である土地成金、自分で手配書まで作らせてとやりたい放題だ。

それに我慢ならなくなった主人公、「おれはガンマンだ」と早打ちで勝負することとなったが、コテンパンにされる。

鈴木さんんはせめて夢の世界・ウエスタンランドで活躍したかったが、ここでさえヒーローにもアウトローにもなれなかったのだった。

 

「休日のガンマン」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「休日のガンマン」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「休日のガンマン」は複数のSF短編集に収録されているため、「休日のガンマン」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

結論を言うと、「休日のガンマン」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。

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