藤子・F・不二雄のSF短編漫画「俺と俺と俺」のあらすじ・ネタバレ

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「俺と俺と俺」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「俺と俺と俺」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「俺と俺と俺」のあらすじ

ある日主人公が山登りから帰ると、家にはもう一人の自分が居た。お互いに驚いたが、二人は部屋に入り今の状況を話し出した。

丁度その時、スナックでパート勤めをしている妻が帰ってくる。当然二人のままでは会えないので、妻に買い物を頼んだスキに一人は友人の家に逃げて泊めてもらうことした。

友人に相談しようとしたが、気を利かした友人は、妻に外泊の面倒を見ることを連絡する。

家には友人宅にいるはずの主人公がいるため、妻は今まで騙されていたと勘違いし、主人公は妻にとっちめられる。

一夜明けて、主人公は会社を休むことを友人に言付けるが、会社にはもう一人の主人公が出社してきた。

夕方、主人公二人は記憶の突き合わせを行うことにし、唯一のくい違いにたどり着く。

それは山に登った時に見つけた奇妙な植物のトゲに刺されたことだった。一人は一瞬気を失っただけであったが、もう一人は10時間も気絶していたのだ。

翌日二人は問題の場所に急いだ。そこは、隕石か何かが落ちた跡のようにえぐれた所であった。そして二人が見つけたつる草のような人工物もそこにあった。

二人は共にある仮説をたてて、それを証明しようと根元を掘り起こすことにした。二人が想像したとおり根元から異種文明が作ったような装置が現れたのだった。

その時またトゲに刺されてしまい、予想通りにツルが伸びた先に第三の自分が生まれつつあることを見た。二人の結論は、これはクローン培養機であり、トゲが細胞採取装置で細胞の染色体に含まれる遺伝情報をもとにコピーが再生産されるということであった。

そうこうしているうちに、新たな自分は成長しつつある。これ以上面倒になることは避けたいが、クローンとはいえ自分を殺すことは出来ず、二人は第三の自分が誕生するのを見守ることにした。

そして、子供の頃に夢えがいてきたことを三人それぞれ実現し、定期的に入れ替わり人生を楽しむことにしたのだった。

 

「俺と俺と俺」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「俺と俺と俺」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「俺と俺と俺」は複数のSF短編集に収録されているため、「俺と俺と俺」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

結論を言うと、「俺と俺と俺」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。

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