みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま(@fujiko_comic)です。
ある日、突然他人の心の声が聞こえるという「テレパス能力」を身に付ける男の子が主人公となった「耳太郎」。
この記事では、そんなSF短編漫画「耳太郎」のあらすじやネタバレ、考察、感想などを詳しくご紹介していきます。
記事の後半では、「耳太郎」を収録する『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』を数百円の格安価格で購入する方法も解説します!
- 【ネタバレ注意】「耳太郎」のあらすじ
- 「耳太郎」を実際に読んだ感想・考察
- 「耳太郎」を収録する『SF短編集』を格安購入する方法
この記事の信頼性
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「耳太郎」の登場人物
「耳太郎」のあらすじ・ネタバレをご紹介する前に、簡単に登場人物についてご紹介します。
登場人物①:宇崎耳太郎
本作の主人公。
勉強よりも漫画の執筆に精を出しており、将来は漫画家になることを夢見ている。
ある日、他人の心の声が聞こえるようにある「テレパス能力」を身につけることで、友人達との関係が悪化していく。
登場人物②:京子
主人公の漫画仲間の一人であり、唯一のマドンナ。
主人公の性格の悪い部分をしっかり指摘するなど、友達を気づかうことができる女の子。
登場人物③:団
主人公の漫画仲間の一人。
主人公から自分が書いた漫画がつまらないと言われても、素直に受け止める心の広さを持っている。
登場人物④:木常
主人公の漫画仲間の一人。
テレパス能力により自分の漫画のアイデアを盗まれたことで、主人公に疑いの目を向ける。
登場人物⑤:耳太郎の母親
主人公の母親。
漫画に夢中になっている主人公に対し、もっと勉強に力を入れるように常に説得している。
登場人物⑥:テレパシーを持つおじいさん
マスクとサングラスで顔を隠す不気味なおじいさん。
若い頃にあった大事故により目と耳を失ったものの、それをきっかけにテレパス能力を身につける。
【ネタバレ注意】「耳太郎」のあらすじ
主人公・耳太郎は漫画好きの少年。勉学については今ひとつなので、度々親から叱責されている。
返却されたテストの成績は、いつものように散々結果。
その件で両親からこっぴどく怒られた耳太郎だったが、その後不思議な力が突如として身に付く。他人の心の声が、手に取るようにわかるのだ。いわゆるテレパスである。
テレパスのおかげで本来なら知り得ない情報が手に入り、テストでは成績優秀なクラスメイトの心を読み取り好成績。
便利な力を手に入れ、物事が思い通りにすすむのではと喜んだのも束の間、テレパスで心を覗かれた周囲の人達は、気味悪がって耳太郎から離れていくのだった。
有無を言わさず流れてくる他人の心の声、聞きたくなかった自分への批判的な声、次第に耳太郎は、テレパスの能力から解放されたいと願うようになる。
またテレパスのせいで、友人が思い描いていた漫画のストーリーが勝手に聞こえてきて、自分のアイデアだと思い込んでしまう耳太郎。当然、作品の内容は友人のものと酷似しており、友人達から盗作疑惑までかけられてしまう。
テレパスに嫌気がさした耳太郎は、友人達と作業場にしている建物の近くで、1人の老人に出会う。
サングラスにマスク姿の老人は、離れた場所から耳太郎に語りかける。そう、この老人もテレパス能力を持っていたのだった。
若い頃の大事故が原因で目も耳も失った彼は、それ以後「かえって世の中のことがよくわかるようになった」と耳太郎に告げる。
しかし「見えすぎるのはおそろしいこと」から、人を避けて生きているとも。
耳太郎は同じ遭遇の老人に助けを求めるべく近くへ行こうとして、うっかり建物の屋根から落ちてしまう。落下して気を失っていた耳太郎は、駆けつけてくれた母親や友人の心の声を聞こうとするも何も聞こえない。
どうやら落下の衝撃でテレパスの能力は消えてなくなったようだ。
テレパスの能力を失った耳太郎。今まで通り、漫画を描いてばかりで成績が良くない自分に戻ることができたのだった。
Twitterでの「耳太郎」の考察・感想
ここまでは、「耳太郎」のあらすじ・ネタバレをご紹介してきました。
ここからは、実際に「耳太郎」を読んだ方のTwitterでの考察・感想を簡単にご紹介していきます。
名言だ。
「完全な人間なんていないんだ。誰かが誰かに、不満を持つ。ざらにあることさ。かといってその人を嫌っているということにはならない。不満は、口に出されないまま忘れられ、穏やかな人間関係が続けられる。人の心の奥底まで掘り返すのは、そうする方が悪いんだ」
藤子・F・不二雄『耳太郎』— 熊谷朋哉 (@tomoyakumagai) September 28, 2018
お休みに藤子F短編集を読み返す。深い人間洞察をシンプルに表現しているから今にも通じる普遍的な話が多い。「耳太郎」(1976.12)はテレパスになってしまった男の子の話だけど、まるで昨今のSNSの弊害について語ってるみたい。 pic.twitter.com/A8wNoFqTG6
— slicemachine (@slicemachine) October 20, 2019
やめよう裏垢探し
人は誰しも踏み込まない方がいい部分がある pic.twitter.com/ohBf2hEIKD— 茶之山 (@d1_earth) January 19, 2020
これ、藤子F不二雄先生の主人公『耳太郎』って作品でテレパシーに目覚めて苦しむ主人公にかけられた言葉なんですが、最近ふと思い出して「これ、SNSも同じ~!!!」って勝手に真理を得た気分になったので読み返したりしました。SNSでした(断言)
— とみのき (@tomi_dlb) April 13, 2020
「耳太郎」を収録するSF短編集一覧
藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は発表された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。
ここでは、「耳太郎」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。
- 藤子不二雄SF短編集 宇宙人(サンコミックス/朝日ソノラマ)
- 藤子・F・不二雄 SF全短篇 2巻(中公愛蔵版/中央公論社)
- 少年SF短篇 1巻(藤子不二雄ランド/中央公論社)
- 藤子・F・不二雄SF短篇集 3巻(中公文庫コミック版/中央公論社)
- 藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版 3巻(小学館)
- 藤子・F・不二雄SF短編集 15巻(My First BIG/小学館)
- 少年SF短編 2巻(藤子・F・不二雄大全集/小学館)
上記のように「耳太郎」は複数のSF短編集に収録されているため、「耳太郎」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。
結論を言うと、「耳太郎」に限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。
藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版
- 巻数:全8冊
- 価格(電子書籍):1,320円
- 価格(紙の書籍):1,980円
『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』には、1冊に10作品以上の短編漫画が収録されており、かつ様々なサイトで販売されているので購入もしやすくオススメです。
「耳太郎」を収録する『SF短編集PERFECT版』を格安購入する方法
Amazonなどの電子書籍52サイトを徹底比較した結果、以下の3サイトにて『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』を数百円の格安価格で購入できることが分かりました。
- ebookjapan:たくさんのSF短編作品を読みたい方向け
- コミックシーモア:とりあえず1冊SF短編集を読んでみたい方向け
- U-NEXT:SF短編作品と一緒に、藤子先生の映像作品も見たい方向け
上記3サイトでは、初回購入時などに配布されるクーポン・ポイントを利用することで、「耳太郎」などSF短編漫画18作品を収録する『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版(3)』を数百円の格安価格で購入することができます。
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