藤子不二雄のSF短編「異人アンドロ氏」のあらすじや収録作品を解説

 

みなさんこんにちは、気ぶりの爺さま（@fujiko_comic）です。

 

本記事では、藤子・F・不二雄先生のSF短編漫画「異人アンドロ氏」のあらすじ、ネタバレを詳しくご紹介していきます。

また記事の最後では、「異人アンドロ氏」を収録するSF短編集についても一覧で解説していきます。

この記事の信頼性

 

 

【ネタバレあり】「異人アンドロ氏」のあらすじ

主人公がいるのは夢の中のはず、なのにやたらとまぶしくて体中が痛くなってそして宇宙人が声をかけてくる。

その宇宙人に問われるがままに安いアパートを教えたところで目を覚ました彼は、いつもの冴えない日常が始まったのであった。ただ様々な不思議なことが、モリソバが届けられたり階段を降りた先に自分のサンダルの片方が落ちていたり、お隣にはアンドロ氏なる人物が越してきたようだ。

そんな主人公の職業は作家、ただ「夢を追うのはいい加減にした方が」と周りにも諭されるようなレベルで取り壊し寸前のアパートに無理やり住んでいる身である。

でもそれだけではやっていけるわけもなし、友人と組んではヤバイネタを漁っているようでもあるのだ。ただし彼の方は手に入れたネタを即マスコミへと持っていこうとするある意味純真な性格の持ち主、そのネタを恐喝に使用するという友人を本当に心配している。

そんな中で恐れていた事態が、友人は捕まりピンチに陥っている。写真を主人公が持っていることもばれ、脅しをかけてきた。なのにここでまた不思議なことが、暴れまわっていた悪党どもが突然攻撃を止めたかと思いきや気の抜けたような顔で帰っていってしまったのだ。

それはお隣に越してきたアンドロ氏の仕業だった。夢は本物、彼がアパートを紹介したからこそやってきたのである。

不思議な力を次々と披露するアンドロ氏、でもどうせ記憶を無くしてしまうのだから問題ない。主人公も記憶を消されようとするも、先に友人を助けたいと依頼する。

不思議な形の宇宙船に乗ってやってきたのは悪党の居場所、無事助け出しその後はドクターライトを浴びせかけて治療は完了。

もちろん友人の記憶も消して宅配チケットで家まで送り届けて、あっという間に問題解決してくれたのであった。

その後は主人公の記憶も、だがアンドロ氏は記憶の消去を止めることにした。地球人になりたかったアンドロ氏、いろいろ教えてくれる友人になってほしいと言ってきたのだ。

二人は屋台のラーメンで友情を深めることにする。

 

「異人アンドロ氏」を収録するSF短編集一覧

藤子・F・不二雄先生のSF短編作品は作成された年代がバラバラとなっていることから、合計22冊ものSF短編集が書籍化されています。

ここでは、「異人アンドロ氏」が収録されたSF短編集を一覧でご紹介します。

上記のように「異人アンドロ氏」は複数のSF短編集に収録されているため、「異人アンドロ氏」を読みたくても、どの書籍がオススメなのか分からない方もいらっしゃると思います。

結論を言うと、「異人アンドロ氏」だけに限らず藤子先生のSF短編集を読むなら、すべてのSF短編112作品が収録された完全版書籍『藤子・F・不二雄SF短編集PERFECT版』の購入をオススメします。

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